実山椒とかちりめん山椒とか親子丼とか
今年も京都で実山椒を買ってきました。
この実を枝から1粒1粒丁寧にはずしていきます。
枝からはずした実山椒を水洗いし、お湯を沸かして塩をひとつまみ入れてゆがきます。
去年のこの記事でも書きましたが、今回は7~8分ほどゆがきました。
ゆがいた後は冷水に5~10分さらして、しっかりと水気をとります。
今回炊く分以外はジップロックに入れて冷凍、1年間使います。
さて、ちりめん山椒。
【材料】
実山椒 60g
煮汁A
薄口しょうゆ 20cc
酒 15cc
みりん 15cc
ちりめん 170g
煮汁B
薄口しょうゆ 30cc
酒 70cc
【手順】
1.煮汁Aと実山椒を小鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火からおろして蓋をしておく。
2.厚手で底の広い鍋に煮汁Bを入れて火にかけ、煮立ったらちりめんを一気に入れる。
3.弱火にして木べらで混ぜながら煮汁がなくなる直前まで煮る(煮汁が少ないので注意)。
4.3の鍋に1の煮汁だけを加えて、煮汁がなくなるまで木べらで混ぜながら煮る。
5.煮汁がなくなってきたら4で残った実山椒を加え、さっと混ぜて火を止める。
6.風通しのいいところに置いて(うちわで扇いで)さましてできあがり。
手順は簡単なんですけど、ちりめんの種類と量と、煮汁の量が毎回毎回試行錯誤で、決まったレシピは作れません。
同じお店で同じ値段のちりめんを買っても変わってくると思います。
なので、上の分量は今回限定です。
また、ちりめんはフライパンで軽く炒ってから使うこともあれば、今回のように炒らずにそのまま使うこともあります。
今回のちりめん。
錦市場で買ってきた、宮崎県産のちりめんです。
さらさらするくらいにとても細かくふわふわで大きさも揃っていて、海老などの他のものがほとんど目に付かない素晴らしく綺麗なちりめんでした。
こんなちりめんは山梨では手に入りません。
梅雨に向かうこの季節に、木々の緑を視覚的にも味覚的に満喫できる実山椒。
ここ数年は実山椒の出回る季節を狙って京都へ出かけているのですが、京都で売られている実山椒は京都産だけではなく、高知産や和歌山産なども多く流通しています。
実山椒の流通(需要)が京都にしかないってことなのかしら。
山梨あたりなら山に入ればありそうな気もしますが、店頭で見かけることはまずありません。
きのこだ釣りだと、山によく入る生粋の山梨県民の知人に「山に山椒はありませんか?」と聞いたことがあるんですけど、「山椒?さー、どーだったかなー」と、特に興味もない様子。
東京あたりならデパートの食料品売り場や高級スーパーマーケットに行けば手に入れることができるのかな。
京都では西大路五条近くのジャスコで他の食料品と一緒に買ってくることが多いんですが、実山椒は京都産のものではありません。
今回は錦市場へ出かけたので、そこでまとめて調達しました。
正直、「錦市場は高い」「京都産って名前がつくだけで高くなる」というイメージなので、これまで利用することはありませんでした。
今回錦市場で購入してきた京都産の実山椒を炊いて気づいたのは、京都の実山椒は粒が小さいってことです。
もしかしたらロット差や個体差みたいなものかもしれないけど、今回のような細かいちりめんと炊くならこれくらい細かくないとダメだと思うので、たぶん高知産や和歌山産のものより小さいのではなかろうか。
比べてみました。
左の5粒が今回の京都産、右の5粒が去年の和歌山産。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、大きさは全然違います。
また小さい故か、食感も刺激も引き締まった印象です。
実山椒って、ぴりっとするのは皮の部分で、中の白いところは刺激がないんですよね。
っていうか、冷凍はやはり1年が限度のようです。
あと少し残っている去年の実山椒は、さっさとお肉と炊いてしまおう。
今回枝つきで300gの実山椒を買ってきました。
枝から実をはずす作業に6時間かかりました。
300gにしておいて良かった…。
来年はちゃんと丸一日作業にあてる予定にして、500gは買ってこようと思っています。
毎年それくらいは買ってきているんですが、今年は作業ができないと思って少なめでした。
京都からの帰り道、なぜか多賀SAからずっと運転して帰宅、夕食と入浴を済ませて枝取り作業開始が22時。
日曜日の深夜のF1を見ながら(聞きながら)、最後の1粒を取り終わったのが04時。
翌日はいろいろ行かねばならないところがあったのでこの夜にやってしまうしかなかったんですけど、ゆがいて水切りして、寝たのが05時。
07時前に夫を送り出してもう一度寝ようと思ったら、くだんのお宅が窓全開で絶(ry
寝られないままちりめん山椒を炊き行動開始、夕方母を連れて行った温泉でドッと疲れが噴出し、低温の湯船に浸かりながら眠ってしまいました。
途中何度か沈みかけました(´д`;)
スケジュール的にきつかったけど、良いちりめんのおかげでこれまでの中で最高の出来映えになりました(´∀`*)
そうそう。
今回錦市場で食べたおそば屋さん「まるき」の親子丼。
卵は生じゃなくて、でもとろとろ。
味付けはしっかり濃い目で、山椒粉がかかったとても美味しい親子丼でした。
ちょっと濃い目味の親子丼に山椒粉の組み合わせは絶妙です。
にしんそばや中華そばのメニューもあり、次回機会があれば是非このお店の中華そばを食べてみたいと思いました。
Comments
食べてみたいなあ。
ちりめんさん山椒、大好きです。おいしそうですね。
でも、こんなに手間がかかとは知りませんでした。贅沢ですね。
ご近所さんに、ポチッとさせていただきました。よろしくお願いします。
有難い記事です。永久保存版としてお気に入りに頂きます!
実だともっと凄いのでしょうか。
山の中で普通に自生している木なので北海道にもあるはずですが、それを食べる習慣があるかないか、ですよね。
和歌山産が京都で売られているなら、和歌山産を山梨で売ってもいいじゃない、って思うけど、料理して食べる習慣がないから売ってないという感じで。
不思議なことに、身体が積極的に山椒を欲しがるのはじめじめしたこれからの時期や、暑い時期なんです。
さわやかな秋だの冬だのは、積極的に山椒山椒!とはならないんですよねー。
北海道は梅雨がなくて1年通じてさわやかだから、山椒は必要ないのかもしれない…なんて勝手なことを想像してみました。
鯖や鰯を煮る時に実を使ったりするので、煮魚とか鮭との組み合わせで北海道でも重宝しそうですね。
コメントありがとうございます!
手間がかかるのは枝から実をはずす時だけで、それさえやって冷凍しておけばちりめんと炊くのは大した手間もかからないんですよね。
(干し椎茸や昆布と炊いても美味しいです(´∀`*)
ちりめん山椒は買うと高いので、材料にちょっとお金をかけても自分で作れば、炊きたてのご飯に山盛りかけてワシワシ食べる…という贅沢ができます(笑)
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします^^
恐縮です…
何度炊いても、炊くたびに調味料の加減に頭を悩ませることになるので、最近はかなり適当にやっておりますが、今回は薄味の実に上品な味に仕上がって大満足です^^
この次は山梨でちりめんを買って炊くので、野趣に溢れたちりめんになると思います(笑)
青い実山椒は舌が痺れますよー(´ー`)
虫歯につめると痛みが消える(痺れて麻痺する)そうですから。
私は山椒好きなのでちりめん山椒を炊く時は大量に実山椒を入れてしまうんですが、家族からは「痺れる」と不評なことも。
初めまして。
山椒ちりめん」美味しいですよね...私も大好きです。美味しそうですね~ご飯茶碗もってお邪魔したくなりました。
ぜひ一度作ってみたいです。お気に入りにさせていただきます♪
こんにちは!
コメントありがとうございます^^
pocket7さんもお好きですか。
自分で作るようになってからは買ってくるちりめん山椒がたいてい「少々甘い」「山椒が少ない」と感じるようになってしまって、ますます自分で作らねばー、という強迫観念(?)に駆られています(笑)。
お店ごとに違う味を楽しむのも良いんですが、京都に住んでいないとそれも難しいですし。
枝から実をはずす時間さえ確保すればあとは手間もかからないので、是非作ってみてください^^
スーパーなどで売られている瓶詰めの実山椒を使うという手もあります。
初めまして、chika8315と申します。magnifikaさんのブログから辿って参りました。
ちりめん山椒は 子供の頃から頂き物でしか 食べていませんので、山椒を外すのは枝つき枝豆をもらって、外すのを連想させました。(笑)
縮緬じゃこって おいしいですね。家では 淡路島で天日干ししたじゃこを5月末ごろと10月頃に送っていただきます。春は特に細かくておいしいですよね。とはいえ、1箱全部は食べ切れませんので、いつも冷凍庫にあり、生姜を入れて炊いては ご飯の友となります。山椒は小粒でピリリと辛い! からしやわさびとは違う、痛みにも似た辛さがあります。 今度、見習って一度作ってみたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
こんにちは!
コメントありがとうございます^^
枝豆はハサミでチョキチョキしている時に達成感というのか、充実感というのか、そういうものがありますよねー、対象が大きいので。
ところが山椒の実はとにかくチマチマしていて、途中から左手の親指の爪と左手の人差し指の先が黒くなって、そして痛くなってくるのです(笑)
でも、指先は山椒のいい香り^^
淡路島の天日干しじゃこが年に2回も箱で届くなんて、それはうらやましいです!
青山椒はこの時期だけですけど、スーパーでは瓶詰めの実山椒が売られているので、是非チャレンジしてみてください。
しょうがで炊いていらっしゃるなら、とっても簡単にできると思います。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします^^
ちりめん山椒だけでごはんを食べることができますよね。
ご主人が作ってくださるとは、Nanaさんのお友達がうらやましいです…うちもせめて枝から実をはずす作業くらい手伝ってくれないものかと(いえ、厳密にいえば手伝ってくれても雑だから手伝ってくれなくていいよ、ってなっちゃうんですけどね)。
すごい記事ですね。magnifikaさんが永久保存にお気に入りさせるのも解るなぁ。でも、ちりめん山椒って関西に暮らして、スーパーで見て初めて知りました。東京のスーパーにもあったのかな?記憶が無い・・・とかいうと、姫様が「全く、どこに目を付けてんだか!」って叱られるかも。あはは
ちりめん山椒は、たぶん瓶詰めコーナー(昆布の佃煮やきゃらぶきの瓶詰めが置いてあるあたり)に、同じく瓶詰めになって置かれていると思います。
そうしょっちゅう行くコーナーではないからわかりにくいかもしれませんね。
以前福井で行ったスーパーでは、お惣菜コーナー近くの冷蔵庫でパック入りのちりめん山椒が売られてました。
「どれ、ためしに…」と買ってみたら甘くて驚きました(笑)
売られているものは大抵、保存がきくように甘め・辛めの濃い味付けになってるんですよね。